うつと診断されても前向きになろう【心療内科や精神科を受診】

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精神科と患者への接し方

看護師

あまり励まさないで

精神科などで家族がうつ病と診断されたら、やさしい見守りとおもいやりの気持ちで接する事が大事です。どうしてもうつ病になっている人をみるとなんだか怠けているようにも見えますし、こいつは根性がもともと無いのではないかなんて考えてしまいます。しかしうつ病になってしまった人はとても暗い気持ちで何をしても楽しくない、そして本当に辛いのです。そのような症状を理解してあげるべきです。うつ病の患者は脳内物質のバランスが崩れてそうなってしまった訳なので決して本人が悪い訳ではありません。そして具体的な接し方としてまず頑張れと言ってはいけない事です。健康な人からしてみれば、これは励ましにもなります。しかし患者からしてみればプレッシャー以外の何物でもありません。患者は心が弱っているのです。その他接し方としては、あまり不安をあたえないようにする事です。そしてゆっくり休めるような環境を作ってあげるようにします。うつ病と診断された当初は家族の方もまだ知識も無くよくわからない事ばかりです。少しでも理解出来るように努力も必要です。回復期に向かった時は今後の生活の立て直しを一緒に親身になり話しあいます。そして家族の方も焦ったりせず一緒に乗り越えようという気持ちで接っするのです。なんだか気持ちがいつもと違う。とても憂鬱な心の状態が2週間以上続いているような時はうつ病の可能性もあり、精神科や心療内科などで早めに診察を受けた方が良いです。精神科、診療内科などを利用する場合は初診の時は電話予約するのが望ましいです。病院によっては初診だけを予約制にしていたりすべての診察を予約制にしていたりまちまちです。診察の結果うつ病と診断されれば、その後は精神療法と薬による治療になります。精神療法ではストレスの軽減の仕方や生活での困難な事の対処法、うつ病になってしまった原因などを医師と話し合います。それに合わせて薬での治療を行います。精神療法では、1回で医師にすべて話さなくても少しずつ、続けながら話しても良いです。うつ病と診断されると焦って早く治したいなんて考えるかも知れませんが、焦りは禁物です。少しずつ治していけば良いのです。症状が重い時は入院が必要になる事もあります。入院すれば日頃のストレスから開放されますし、危険な状況の回避も出来ます。精神科なんて言うと抵抗がありますが、身体の不調を治すのと同じですから早く治すためにも診察を受けた方が良いです。内科などと目的は一緒でとにかく苦しい症状を治すためなのです。