うつと診断されても前向きになろう【心療内科や精神科を受診】

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気分障害の種類

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性格だけの問題ではない

うつ病には様々なタイプがあることを知っていますか。この病気の特徴は長期的に憂鬱な状態が続き。物事に対する集中力や興味がなくなるといった症状があらわれます。これは大うつ病性障害と呼ばれ、一般的によく知られている症状が出ます。これは体にも変化があらわれ慢性的な疲労感や頭痛、めまいといった兆候が見られます。しかし人によって症状は様々で、女性の場合なら生理不順が続くこともあります。またうつ病は女性の更年期障害の症状とよく似ているため、本人が勝手に判断して医師にも診せずそのままにしてしまうこともあるのです。しかしただの更年期障害だと考えて放置していると、本当にうつ病になってしまうことがあるので、早期に診断をしてもらうことが大切です。そのほかに躁状態とうつ状態が交互にあらわれる双極性障害と呼ばれる病気もあります。これは異常にテンションが高くなってはしゃいでいたりしても、次の日には気分が沈んでしまったりという状態が交互にあらわれる病気です。これも症状によって?型は強い躁状態、?型は軽い躁状態というように分けられています。またこれらが混合した状態で症状が出る場合も見られます。躁状態が続く場合はほかの病気が原因の場合もあるのです。何しろ異常を感じたら早期に医師に診断してもらうことが必要です。大うつ病性障害ほどの重い症状ではないけれど、憂鬱な状態が長期的に続くのが気分変調性障害です。ちょっとしたことでも落ち込みやすくストレスになってしまうといった状態が長く続きます。以前はこのような場合は性格的な問題で病気だとは考えられていませんでした。しかし、現在はこれも一種の病気だと考えられ、進行すると大うつ病性障害となってしまうこともあるのです。落ち込みやすい性格だからとあきらめずに診察を受けてみましょう。医師の診断と治療によってその症状は改善できる確率が高くなります。そのほかに否定型うつ病と診断される例もあります。これは20〜30代の女性によくみられる病気で本来のうつ病とはかなり異なります。落ち込んだ状態が続いても何か楽しいことがあればすぐに気分は回復します。しかし数時間後にはまた元の陰気な状態に戻ってしまうこともあります。昔はこのような人をお天気屋さんと呼んだものですが、これも現代では病気だと判断されるケースが増えています。またこの病気の特徴は過食や仮眠といった症状が出る場合があります。本来のうつ病の食欲不振や不眠症といった症状の逆の状態になるわけです。そのため体重が増加して、これがさらにストレスになり病気が進行してしまうこともあります。